野球グラブの選び方 ・セカンド・ショート編
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セカンドとショートに関しては、殆ど選ぶ観点=コツが同じなので、一緒にお話しますね。
まず、セカンドとショートで使うグラブに求められる機能は、選ぶコツを話す際に、頭にイメージを持って頂きたいので、先ずここでお話します。
セカンドとショートは、ファーストにボールを投げたりする際には、動きは逆になりがちですが、ゴロを捕球して、すばやく処理するという意味では同じです。つまり、グラブの形は同じと考えて下さい。大きさは非常に小さく、初めて見ると、その大きさ(=小ささ)にビックリするかもしれません。
同じ内野手のサードと比べて、グラブのポケットは小さく(=浅く)なっています、これは捕球したボールをすばやく取り出す為です。
ダブルプレーの機会が多いセカンドとショートは、一瞬の動きがアウトかセーフかを左右しますので、一瞬でも早く捕球したボールをグラブから取り出し、そして投げる、この動きが重要となります。確かに捕球するのが第一ですが、捕球から投げるまでの動作を早くする為に機能を追及しているのですね。
さて、セカンドとショートのグラブが小さくて、ポケットが浅い理由をご理解して頂いた上で、その人にあったセカンドとショートのグラブを選ぶコツに付いてお話しましょう。
まず、重さや気に入ったデザインから選んだグラブを手にはめて見てください。
イメージの問題ですが、自分の手の大きさが大体1.5倍程度になった感じの大きさが大体その人にあった大きさです。入れた手の手首は見えてしまいます、つまりすっぽりと手全体がグローブの中に入ってしまうようですと少々大きすぎると思われます。
感覚的には、飛んできたボールを素手で捕球する感じに近いですし、ポケットも浅いですので、必ずボールをポケットで捕球するというんだ、という意識をもつ必要はありません。
ボールがポケットにスッポリ入るというよりは、ポケットにボールがはまる(=挟まる)程度の感覚でボールを捕球する事になりますので、「えっ!これ小さすぎでは?」と思われる位が丁度良い大きさです。
又、私は個人的にはグローブを手にはめて横によく広がるものが好きですね。これはやはりゴロを捕球する機会を想定しているからで、ゴロが飛んできた!その時グローブが横に広がり、グローブが地面すれすれ(もしくは、地面にする感じ)をイメージして頂けると分かり易いと思います。形でいうと親指と小指の部分の長さが多少長いものがいいですね。
あと、これは使う人の好き好きですが、グラブの土手の部分が厚いもの、浅いものがありますので、今参加している野球で、飛んでくるボールのスピードが、随分と速いと感じている人は、土手の厚いものを選ぶとボールに対する恐怖心(=ボールが速い=取ると痛い、と感じている人)が多少和らぐ効果があると思いますので、これはご自信で考えて選ばれると良いと思います。
そして、ゆるいゴロを手で捕球する練習をして下さい。(但し、突き指をしない程度の速さのボールにして下さいね。)これを練習に取り入れる事で、次にグローブを付けて捕球した際に、非常にボールが取り易くなった感覚を覚えるはずです。
そして、最初に感じた、「小さい?!」という感覚がなくなってグローブが自分の手になったような感覚になり、違和感がなくなります。