4. 少年野球チームに入団
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とうとう野球チームに入る事になりました、小学校4年生の春の事です(今から何年前の話かなぁー)。
かなり不安な気持ちで第一日目を迎えたのを今でも覚えています。
同じ小学校の友達の多くがその野球チームに既に入っているのは知っていましたが、その友達たちの実力も知りませんでしたし、自分の実力が他の友達と比べてどの程度なのかも知りませんでしたから、、、、そして、その野球チームの大きいこと、なんと総勢120名程は所属していたんではないでしょうか?
今では、とても考えられませんが、当時はサッカーをする子供たちはおらず、ましやサッカーチーム自体もありませんでしたし、兎に角野球一色の時代でしたね。
そして、私は他の友人達がユニフォーム姿で練習をしている中に一人私服で練習に参加する事になりました、勿論、2代目の軟式グラブを持って、、、、。
何から始めるのか全く分からない私のところへ、その新聞配達の野球チーム監督が近づいてきて
「じゃぁーピッチングしてみようか!」
「・・・・・・・?」(私)
「はい。」(動揺しながら答える私)
正式に野球チームに入って、野球をした事がない私にいきなり、テストがやってきました。
私は、言われるがまま、ボールを握り、キャッキャー役になった友人(クラスメートではありませんでしたが同じ学校の同級生でした。)とまずは軽くキャッチボールをして(多分10球も投げなかったと、、、、)、そして、キャッチャーが座り、私は教わったこともないピッチングをする準備に入りました。
周りには転校生を見るような眼差しのこれからなるチームメートが静かに見守る中、投球動作にはいりました。手を抜いて投げる余裕もない私は、いきなり思いっきり投げる気持ち満々でボールを握りました。
もう回りは見えません。(思いっきり緊張してたんですね。当時の私は)
そして、第一球目を投げましたッ!
「バシっ!」
多少高めではありましたが、殆どストライクッ! まぐれもいいとこでしたが、見事キャッチャーミットへボールはおさまりました。そして、周りの声。
「おーぉーッ!」
「はえーッ!」
球、スゴーク速かったんです、私。
それから、何球か投げて(多分全部で10球位だったと思います。) テストは終了しました。
どうやら2代目軟式グローブは、ピッチャーとして使われる事になりそうな、そんな野球チーム初日でした。
でも違ったんだなぁー。
続く。